2005年03月21日

今日の地球規模の問題点の根本的な原因について

 今日、私たちは多くの問題に直面しています。自然環境の悪化(温暖化、エネルギーの枯渇、環境汚染、環境ホルモン等)・貧富の格差(先進国と発展途上国との格差、また、同一国内での格差)・経済の不安定(長引く不況、恐慌の危険性、通貨危機)・人口問題などが挙げられます。一見これらの問題は個別の問題のように見えますが、これらの問題は共通して経済と深く結びついているのです。20世紀後半から、こうした経済的な問題が激化してきました。また、東西冷戦後、資本主義が進展し国の枠組みを超えた、世界的な経済の結びつきが強くなりました。そのような経済のグローバル化が進む中、人と人とのつながりよりも、お金とお金のつながりが強くなっていき、そして先進国による、発展途上国への富の吸い上げも顕著になってきました。このようにさまざまな問題点を挙げてきましたが、問題の根源はお金にあるのです。また実際、お金は私たちの生活と密接に関係し、日常生活でお金と関係のないものはないといっても過言ではありません。そこで私はお金について調べることにしたのです。
 そして、前回書かせていただいた童話作家のミヒャエル・エンデをもとにして作られた本である『エンデの遺言』を用いることにしました。エンデは『モモ』の著者でもあります。『モモ』では、人々に自分自身を取り戻させる不思議な力を持った一人の少女、モモが描かれています。貧しくても心豊かに暮らす人々の前に、時間泥棒という灰色の男が現れ、時間を節約して時間貯蓄銀行に預ければ、利子が利子を生んで人生の何十倍もの時間を持つことができると人々を誘惑していきます。そこで人々は、余裕のない生活に駆り立てられ、人生の意味まで失ってしまいます。そこでモモは盗まれた時間を人々に取り戻すために時間泥棒との決死の対決に挑むというストーリーです。働いても働いても何か物足りなく、物質的な豊かさとは裏腹にますます広がる空虚感が描かれています。エンデは、童話作家という領域を越え、『モモ』などの作品に、一見関係がないお金への問題意識を投げかけていました。エンデは、お金についてファンタジーの力を使い、過去からではなく、未来から考え、問題解決しようとしました。
 貨幣の問題点として結論から言えば、エンデは、お金の問題点として「パン屋のパンを買う購入代金としてのお金と、株式取引所で扱われるような資本としてのお金は、二つの異なる種類のお金である」ということをあげています。このことについてはまた改めて詳しく説明しますが、前者のお金は物とお金が等価代償であるのに対して、後者のお金は商品としてのお金となっているのです。その例として、今世界中で動いているお金の95%以上が実際の経済の商品やサービスの取引に対応したものではありません。今日、国際為替市場で一日に取引されるお金の額は1.5兆ドルとも2兆ドルともいわれています。これは一日の額です。一年に直したら信じられない額です。その95%が実際の経済取引とは対応しない単なる金融上の取引に使われているのです。早い話、金が金を生む、そうした投資先を求めた動きや取引に使われているわけです。また、この商品としてのお金の根源にあるのが“利子”の問題であるということもまた改めて詳しく説明します。今は、この商品としてのお金が出現していますが、もともと、前回でも書かせていただいたように、お金は便利な道具としてつくりだされたはずで、今のようなものではありませんでした。
以上がお金の問題点です。
ミヒャエル・エンデってすごい人です。死ぬ前に貨幣の研究を何年間かしていたらしいです。
次回は紙幣はなぜ価値をもったのについて研究し尽くしたいと思っています。
それではまた次回読まれることを期待して。
posted by ジェームズ・ボンド at 21:19| 兵庫 | Comment(23) | TrackBack(8) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年03月19日

記念すべき第一回の研究対象は・・・。

記念すべき第一回研究対象はずばり「お金」です。
 お金ってホント不思議ですよね。言ってしまえばただの金属や紙切れに価値を見出して、その価値に見合った品物と交換できるというシステム。すごいというか摩訶不思議です。
今回は何回かシリーズに分けてお金を研究し尽くしたいと思っています。
そこで第一回目はお金の機能とその歴史について調べてみたいと思います。
 まだお金がない時代、人々は物々交換で品物のやり取りをしていました。しかしこの方法にはデメリットが二つあります。
 まず一つは交換する品物の価値が同じであればいいのですが、あまりにもかけ離れていると交換が成田立たないということです。もう一つは交換したい品物がうまく合う人を見つけるのも大変です。。
そこでお金が登場します。ではお金を使うとどういうメリットがあるのでしょうか?例をあげてみましょう。まず、Aさんは野菜を持っていて、野菜と「お金」を交換します。そして、お肉がほしいと思ったら、お肉を持っている人と「お金」と肉を交換します。「ただそれだけか」と思う人もいるかもしれません。しかし、「お金」を使うことによって、Aさんは「お肉をあげられるけど、野菜はほしくない」人と、肉だけを交換できるようになったのです。お金による交換だと、物をお金と交換することによって、いろいろなものと交換できる可能性を得ることができるのです。これが貨幣の一つ目の機能「交換媒介機能」といいます。次に、同じ品物の価値は一定基準をもつのが当然であって、その価値の尺度となるのがお金の役目となるのです。これを貨幣の二つ目の機能「交換尺度機能」といいます。また、物々交換の場合、Aさんは、交換したいものが一致する人を探さない限り、交換はできません。何日、何ヶ月とかかるかもしれません。その間に、Aさんのあげたい野菜は腐ってしまいます。これでは、物々交換は簡単にはできません。しかし、お金は腐りません。ここに貨幣の機能があるのです。つまり、Aさんは野菜とお金を交換すれば、何ヶ月もお金を持ったまま生活でき、お肉を持っている人と出会えば、いつでも交換できます。物々交換では物は保存できないが、貨幣なら保存できる。これを貨幣の三つ目の機能「貨幣保存機能」といいます。
 次回は、私が考える貨幣の問題点をとことん研究し尽くしたいと思います。
その問題点と私は左サイドバーの本で出会いました。
このミヒャエル・エンデの本で問題点がはっきりしています。
ではまた次回読まれることを期待して。
posted by ジェームズ・ボンド at 09:59| 兵庫 曇り| Comment(1) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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